インタビュー趣旨などダミーインタビュー趣旨などダミーインタビュー趣旨などダミー街をつくるのは人、というより人が集まって暮らしている風景が街そのもの。だから、街がどんなところなのかを知りたくなれば、そこで誰がどんな風に暮らしているかを見てみたくなるのが人情というもの。 これまで自転車での街巡りなどのイベントをしかけてきた私たちツギ_ツギチームは、よりこの街を深く知りたい、そしてその魅力を共感できる誰かと共有したいという思いを募らせてきました。そこで、日常で誰しもがちょっと楽しみにしている「食」に注目。


語り手:横山欣司さん、田中一夫さん、
平島 征さん、片岡清高さん

聞き手:松浦廣樹、長澤剣太郎、木内俊克
(東京大学建築学専攻・ツギ_ツギ研究スタッフ)

「思い出のごはんやおかずについて伺います。いつ、どんなものを、だれと食べましたか?」三筋・小島・鳥越(以下、三小鳥)の三町に暮らす皆さんにこんな質問を投げかけてみました。

すぐに思い出すことはむずかしくても、「あのとき食べた~~は本当においしかった」、誰しもそんな記憶を持っているはず。そして不思議と、なんでもない日常の風景の、毎日の積み重ねの中にこそ、思い出深い経験が隠れていることもしばしばではないでしょうか。

第二話に登場いただく5名の方は(また来週以降の記事のためインタビューを行った多くの方もそうなのですが)、皆さん三小鳥で暮らすだけでなく、ここで働いてらっしゃるという共通点をもつ方々です。思い出のごはんやおかずのお話も、暮らすことと働くことの両方に密接に結びついて、暮らしと労働が背中合わせでいつもそこにあったかつての街の様子が目に浮かんでくるお話ばかりでした。 そんな皆さんの日常の記憶を掘り起こしてみると、そこにもう一つの確かな共通項が見えてきた、と言えそうです。それは「働くことの『ついで』や『余り』がもたらす、ちょっとした暮らしの贅沢」とでも呼べそうなものです。 働くこと、暮らすこと、その近さがもたらすちょっとした贅沢で、笑顔になること。あの日の街で過ごした皆さんの思い出。読者の皆さんにも「おすそ分け」致します!(文責:ツギ_ツギ スタッフ・木内俊克)

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